Kakan
Flower Crown Hiragana Lyrics
Kakan
Flower Crown ひらがな リリクス
ふね は でて いく
ゆうしゅう の しらべ を きき ながら
やぶれさり たちつくす もの の こころ を しらず
しずまりかえる こうだい な だいち に きざみつく
かなしい つめあと が この むね に しみる
ちぎれた くろい くも に しゅくふく の さんび に
たたかい を おえた とりで は さらされて ゆく
ながれる しろい すな に うずもれてく むくろ
はな は おちて さつばつ と する むじん の じょうさい
あの ひ わたし が ほか の せんたく-し を きりすてて
きみ を えらんだら かわった と いう の?
ただしい の は じぶん の ほう だ と つよく しんじてた
かたく つなぎあった て を すべて なくす まで
ふみはずす この あし を ゆるしあえないなら
なん の ため もん は ひらいて まねきいれる の
ながれる しろい すな に うずもれてく はな は
ぬし を なくした こうはい の うみ に しずむ じょうさい
この むね に さいた いち-りん の はな が
おと も なく くずれ さけびあげて いる
あたたかく ゆれて いる きみ の おもかげ も
この わたし を よびもどす ベル に ならない
いとしい ひと よ
せめて わたし を きる とき は
ひとみ あけて ほろびゆく しゅんかん まで みとって
ちぎれた くろい くも に しゅくふく の さんび に
たたかい を おえた とりで は さらされて いく
いとしい ひと よ きみ に であえた よろこび に
はな さかせた おだやか な わたし は もう いない
Kakan
Flower Crown Romaji Lyrics
fune wa dete iku
yūshū no shirabe o kiki nagara
yaburesari tachitsukusu mono no kokoro o shirazu
shizumarikaeru kōdai na daichi ni kizamitsuku
kanashī tsumeato ga kono mune ni shimiru
chigireta kuroi kumo ni shukufuku no sanbi ni
tatakai o oeta toride wa sarasarete yuku
nagareru shiroi suna ni uzumoreteku mukuro
hana wa ochite satsubatsu to suru mujin no jōsai
ano hi watashi ga hoka no sentaku-shi o kirisutete
kimi o erandara kawatta to yū no?
tadashī no wa jibun no hō da to tsuyoku shinjiteta
kataku tsunagiatta te o subete nakusu made
fumihazusu kono ashi o yurushiaenainara
nan no tame mon wa hiraite manekiireru no
nagareru shiroi suna ni uzumoreteku hana wa
nushi o nakushita kōhai no umi ni shizumu jōsai
kono mune ni saita ichi-rin no hana ga
oto mo naku kuzure sakebiagete iru
atatakaku yurete iru kimi no omokage mo
kono watashi o yobimodosu beru ni naranai
itoshī hito yo
semete watashi o kiru toki wa
hitomi akete horobiyuku shunkan made mitotte
chigireta kuroi kumo ni shukufuku no sanbi ni
tatakai o oeta toride wa sarasarete iku
itoshī hito yo kimi ni deaeta yorokobi ni
hana sakaseta odayaka na watashi wa mō inai
Kakan
Flower Crown 漢字 リリクス
船は出て行く
憂愁の調べを聞きながら
敗れ去り 立ち尽くす者の心を知らず
静まり返る広大な大地に刻み付く
かなしい爪痕が この胸に沁みる
ちぎれた黒い雲に 祝福の賛美に
戦いを終えた砦は 晒されてゆく
流れる白い砂に埋もれてく躯
花は落ちて殺伐とする無人の城砦
あの日わたしが他の選択肢を切り捨てて
君を選んだら 変わったというの?
正しいのは 自分の方だと 強く信じてた
固く繋ぎ合った手を すべて失くすまで
踏み外すこの足を許し合えないなら
何の為 門は開いて 招き入れるの
流れる白い砂に埋もれてく花は
主を失くした 荒廃の海に沈む城砦
この胸に咲いた 一輪の花が
音もなく崩れ 叫び上げている
温かく揺れている 君の面影も
このわたしを呼び戻す ベルにならない
愛しい人よ
せめて わたしを切る時は
瞳開けて 滅びゆく瞬間まで 看取って
ちぎれた黒い雲に 祝福の賛美に
戦いを終えた砦は 晒されていく
愛しい人よ 君に出会えた喜びに
花咲かせた 穏やかなわたしはもういない