Ikiru
Live Hiragana Lyrics
Ikiru
Live ひらがな リリクス
からだ と こころ と が、 はなれて しまった。 いなおれ わが せいめい よ。
うつつ と ゆめ の おうらい。 いきかう とちゅう で、 いたまれない かこ-ども ここ に きえろ。
( こがらし の けんそう に ふたり まぎれこんで いたら ば、 どう して たがい を みいだせよう か。 )
とても かなわない。 みわけ が つかない。 わかかり し ひ、 すべて を にぎった ききて も
くたびれて いる。
ああ… みたされないで、 しらないで、 おいかける かげ の うつくし-さ よ。 みな まで ゆう な。
あこがれつづけて いた はず の、 こどく と じゆう が くび を しめる。
なん て このよ は はてし ない の だろう。
ことば と かんかく が、 むすばれぬ まま。 いなおれ わが せいめい よ。
うつつ と ゆめ の はんすう。 くりかえす からだ で、 しる よし も ない みらい-ごと ここ に うせろ。
( しんりょく の へいおん に ただ うきあし たって いたら ば、 あらた な おのれ に でくわせよう か。 )
もはや なにぶん もろもろ を ききあきて いる。
ああ… とらわれないで、 いわないで、 しとげる ひかり の しなやか-さ よ。 いたらなかった。
いみきらいつづけて いた はず の、 むよく と くうきょ が むね を しめる。
なんて この み は たよりない の だろう。
あまり に なん も ない。
Ikiru
Live Romaji Lyrics
karada to kokoro to ga, hanarete shimatta. inaore waga seimei yo.
utsutsu to yume no ōrai. ikikau tochū de, itamarenai kako-domo koko ni kiero.
( kogarashi no kensō ni futari magirekonde itara ba, dō shite tagai o miidaseyō ka. )
totemo kanawanai. miwake ga tsukanai. wakakari shi hi, subete o nigitta kikite mo
kutabirete iru.
ā… mitasarenaide, shiranaide, oikakeru kage no utsukushi-sa yo. mina made yū na.
akogaretsuzukete ita hazu no, kodoku to jiyū ga kubi o shimeru.
nan te konoyo wa hateshi nai no darō.
kotoba to kankaku ga, musubarenu mama. inaore waga seimei yo.
utsutsu to yume no hansū. kurikaesu karada de, shiru yoshi mo nai mirai-goto koko ni usero.
( shinryoku no heion ni tada ukiashi tatte itara ba, arata na onore ni dekuwaseyō ka. )
mohaya nanibun moromoro o kikiakite iru.
ā… torawarenaide, iwanaide, shitogeru hikari no shinayaka-sa yo. itaranakatta.
imikiraitsuzukete ita hazu no, muyoku to kūkyo ga mune o shimeru.
nante kono mi wa tayorinai no darō.
amari ni nan mo nai.
Ikiru
Live 漢字 リリクス
体と心とが、離れてしまった。居直れ我が生命よ。
現と夢の往来。行き交う途中で、居堪れない過去ども此処に消えろ。
(木枯の喧噪に二人紛れ込んでいたらば、如何して互いを見出せようか。)
とても叶わない。見分けがつかない。若かりし日、統べてを握った利き手も
草臥れて居る。
噫…充たされないで、識らないで、追い掛ける影の美しさよ。皆まで言うな。
憧れ続けていた筈の、孤独と自由が首を絞める。
なんてこの世は果てしないのだろう。
言葉と感覚が、結ばれぬまま。居直れ我が生命よ。
現と夢の反芻。繰り返す体で、知る由もない未来ごと此処に失せろ。
(新緑の平穏にただ浮き足立っていたらば、あらたな己に出会せようか。)
最早何ぶん諸々を聞き飽きて居る。
噫…囚われないで、云わないで、為遂げる光のしなやかさよ。至らなかった。
忌み嫌い続けていた筈の、無欲と空虚が胸を占める。
なんてこの身は頼りないのだろう。
あまりに何も無い。